名古屋の空き地の査定額とは

名古屋の空き地の査定額とは
名古屋で所有している空き地を売却しようと考えている方々にとって、不動産の査定額が気になることでしょう。
ここでは、名古屋市の空き地の査定額の相場やその決定要因、そして売却方法について詳しくご説明します。
皆さまの参考になれば幸いです。
名古屋市における空き地の現状
名古屋市では、空き地や空き家の問題が全国的に深刻化しています。
実際に、2013年に行われた住宅・土地統計調査によると、名古屋市内では約7軒に1軒が空き家で、空き家率は約13.2％にも及びます。
空き地の査定額の相場
名古屋市の空き地の不動産査定額の相場は、2023年現在で1坪あたり84.5万円、1平方メートルあたり25.6万円となっています。
これは、名古屋市内で行われた27,551件の取引（売却）額を基に算出された価格です。
なお、この価格は2022年と比較して4.4万円の上昇が見られます。
この上昇の要因としては、特に駅から徒歩10分圏内の物件の取引が増加していることが挙げられます。
このため、相場価格が上がっているのです。
また、名古屋市内での土地の査定額の相場が最も高いエリアは中区で、1坪あたり210万円です。
一方で、最も相場が低いエリアは港区で、1坪あたり34.5万円になります。
空き地の査定額の変動要因
空き地の査定額は、以下のような要素によって左右されます。
1. 用途や高さなどの公法上の規制 2. 駅からの距離や利便性 3. 土地の広さ 4. 土地の形 5. 土地の前の道路の幅 6. 角地であるかどうか 7. 道路からの高さ 8. 土壌汚染や埋蔵文化財、地下埋設物の有無 9. 近接する嫌悪施設の存在や距離など これらの要素について、詳しく解説していきます。
参考ページ：名古屋市空き地の査定額はいくら？相場や売却方法もご紹介
土地の規制と査定の関係
土地のある地域では、建物の用途や高さなどが公法上の規制によって制限されています。
例えば、住宅地域では住宅の建設が許可され、商業地域では商業施設の建設が許可されるなど、用途ごとに制約があります。
これは、土地の査定においても大きな要素となります。
土地の査定を行う際にはまず、公法上の規制を調査する必要があります。
ですが、公法上の規制には一般的な人にとっては理解が難しい部分もあります。
そのため、一般の人は専門家にお願いすることが一般的です。
専門家は法律知識を持ち、土地の規制について詳しく調査し、査定に反映させる役割を果たします。
駅からの距離と土地査定
土地の査定において、駅からの距離や利便性は重要な要素となります。
一般的に、駅から近いほど土地の価格が高く査定される傾向があります。
駅から徒歩でどのくらいかによって、価格が大きく変動します。
また、駅からの距離だけでなく、駅周辺の利便性も査定に影響します。
例えば、ショッピングセンターや市役所などの施設が近くにある場合、土地の価値が上がる可能性があります。
これは、周辺環境の充実度によって、その土地の利便性や生活の便利さが高まるからです。
しかし、駅から完全に離れていたり、利便性が低い場合は価格にあまり影響はありません。
例えば、徒歩で30分以上かかる場合は、その差がそこまで大きくない場合が多いです。