土地区画整理の目的と方法
土地区画整理は、生活の不便さを解消するために個人または共同で行われることがあります。
例えば、近隣に公園がなくて子供の遊び場が不足している場合や、道路が狭くて安全性が気になる場合などです。
個人で行う場合は、土地所有者や同意を得た人が個々に施工をします。
一方、共同施行では、土地所有者や同意を得た複数の人がグループを組んで施工を行います。
土地区画整理を行うためには、まず市町村の都市計画課や区画整理会社に相談することが必要です。
それに基づいて、具体的な設計が行われます。
土地評価には、「路線価方式」と呼ばれる方法が使われます。
参考ページ:土地 区画 整理 と は何をするものなの?基準地価や所有地への影響もあり!
具体的には、道路に接する土地の価格である「路線価」を基に、土地の面積や位置、形状、利用状況などの修正要素を考慮して評価指数が計算されます。
なお、土地の評価指数は、間口が狭すぎる(間口狭小)、奥行きが長すぎる(奥行長大)、形状が三角形である(三角地)、形状が袋地である(袋地)、道路に面していない土地である(島地)などの要素によって下がることがあります。
土地区画整理では、以前の土地と新しく区画された土地の評価指数が同じになるように設計されます。
そのため、移転先によって区画の広さが変化することがあります。
つまり、土地区画整理後には所有地の面積が減少しますが、その代わりに地価は上昇することが考えられます。