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印綬~四柱推命の真実~

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若い頃から占いに興味があって、特に四柱推命は長年親しんできました。

今日は、そんなわたしが「印綬」という星について、お話しさせていただこうと思います。

印綬という星は、昔の官人さまが身分を表すのに使っていた組み紐から名前が付いたそうです。わたしの若い頃は、まだ年配の方から昔の話をよく聞かせていただいた時代でしたから、こういった由来には深い味わいを感じます。

印綬の特徴は、まあ簡単に言えば、お勉強好きということでしょうか。わたしの孫の中にも印綬の子がいるのですが、本当によく本を読んでいます。小さい頃から「おばあちゃん、これはなぜ?」「あれはどうして?」と、次から次へと質問攻めにあったものです。

性格的には、とても優しくて謙虚な人が多いんです。わたしの近所にも印綬の方がいらっしゃいますが、いつも穏やかで、町内会の揉め事なんかもうまく収めてくださいます。ただ、几帳面すぎて、時々神経質になられることもあるようです。

人生の歩み方を見ていますと、印綬の方は大体が頭の良い仕事に就かれます。わたしの娘の同級生にも印綬の方がいて、今では大学の先生になっていらっしゃいます。四柱推命協会でお勉強させていただいた時も、講師の先生が「印綬は教える仕事が向いているんですよ」とおっしゃっていました。

恋愛のことで言いますと、印綬の方は慎重派なんです。若い方には少し物足りないかもしれませんが、わたしから見れば、それが却って良いことだと思います。うちの孫娘も印綬なのですが、お付き合いする時は、とてもじっくりと相手の方のことを見極めています。

結婚生活では、やはり学びを大切にする方が多いですね。わたしの同級生にも印綬の方がいらっしゃいましたが、お子さんの教育熱心で、今では皆さん立派な方になっています。ただ、時々理屈っぽくなりすぎて、配偶者の方が困っているのを見かけることもありました。

お仕事の面白いところは、頭を使う仕事との相性が抜群なところです。わたしの息子の会社の上司も印綬の方だそうですが、新しい商品の企画を次々と考え出されるそうです。若い方は特に、自分の興味のある分野で仕事ができると、とても生き生きとされます。

お金に関しては、比較的恵まれている方が多いように思います。無駄遣いを嫌う傾向があって、計画的にお金を使われます。わたしの知り合いにも印綬の方が何人かいらっしゃいますが、皆さん老後の備えをしっかりとされています。

人との相性を見ていますと、「比肩」「偏財」「正官」という星を持つ方とは、とても良い関係を築かれるようです。特に、お互いを尊重し合える関係になりやすいんです。一方で、「傷官」「正財」「偏印」の方とは、少し気を遣うことが多いかもしれません。

わたしも長年人生を見てきましたが、印綬の方は本当に真面目で、向上心の強い方が多いです。若い頃は少し損をしているように見えても、年を重ねるごとに周りから信頼され、素晴らしい才能を開花させていかれます。

昔から「七転び八起き」という言葉がありますが、印綬の方は、転んでも必ず這い上がる力を持っています。それは、常に学ぼうとする姿勢があるからこそだと思います。

最近では、若い方たちも四柱推命に興味を持ってくださるようになりました。わたしのような年寄りが言うのもおこがましいのですが、この占いの奥深さは、年を重ねれば重ねるほど実感するものです。

印綬という星は、地道な努力家の星です。派手さはないかもしれませんが、その知的な輝きは、きっと周りの人たちの道しるべとなることでしょう。若い方々には、焦らず、じっくりと自分の才能を育てていってほしいと思います。

この歳になって思うのは、人生は本当に不思議なもので、若い頃には気づかなかった星の導きが、今になってよくわかるということです。印綬の方々が持つ知恵と優しさは、きっとこれからの時代にも、大切な光となっていくことでしょう。